はじめに
学習者用デジタル教科書の名簿管理にお悩みのみなさまに朗報です。
L-Gateご利用団体限定でご利用いただける、名簿管理の負荷低減をご支援する2つの方法をご用意しました。
この方法により、学習者用デジタル教科書配信プラットフォームにおける名簿更新が、より柔軟かつ効率的に実施いただけるようになります。
本記事では、それぞれの特徴とご利用方法についてご紹介いたします。年次更新時や日々の運用時に是非お役立てください。
本記事でご紹介する内容は、L-Gateオンライン研修会でもご視聴いただけます。併せてご確認ください。
方法1:自動連携(LTI)を利用する
文部科学省事業で提供される「みらいスクールプラットフォーム」とのLTI連携が可能です。LTI連携により名簿情報の同期やシングルサインオンが利用できます。
LTI(Learning Tools Interoperability)は、学習アプリケーション同士を安全かつシームレスに連携できる国際標準規格です。
L-Gateでは、開発当初から様々なサービスとの自由な連携をコンセプトに、LTI連携機能を提供しています。
🔗 L-Gateのシングルサインオンについて | L-Gate / 🔗 L-GateからLTI連携でZoom Meetings、Microsoft OneNoteが利用できるようになります | L-Gate
名簿連携のポイント
- L-Gateの年次更新が完了した後に新年度の教科書が利用できます。
- みらいスクールプラットフォームの名簿登録・ライセンス割り当ては不要です。
SSOのポイント
- みらいスクールプラットフォームをM365/GoogleとSSO設定する必要はありません。
- L-Gateの教材アプリに教科書ごとの直リンクを設定します。
L-Gateならではの機能
文部科学省事業で支給されたライセンスを持つ「学校」や「学年」、「対象アカウント」に配信することが可能です。
例えば、学校設置者から対象学校の特定の学年に配信したり、学校から対象者に対して直接配信することも可能です。
お手続きの流れ
学校設置者から所定のフォームにてお申し込みください。お申し込みの際は教科書の採択情報をお手元にご用意ください。
小学校英語だけ「みらいスクールプラットフォーム」で配信される教科書を採択している、といったケースにおいてもお申し込みいただけます。
※ 個別の学校から申込をお受けすることはできません。
お申し込み受付時、完了時にメールでご連絡いたします。
お申し込みを受け付けた後、内田洋行がご利用団体ごとにL-Gateテナントの設定作業を行います。設定作業は2週間程で完了する見込みですが、受付状況によって前後する場合があります。
お申し込み後
全体管理画面からアプリ配信設定を行います。この作業は全体管理者権限のみ行うことができます。
設定後、みらいスクールプラットフォームをLTIアプリとして配信します。配信は全体管理・学校管理画面から設定可能です。
教材・アプリグループを活用する | L-Gate / 教材・アプリを登録する | L-Gate
方法2:「名簿変換ツール」を利用する
名簿変換ツールは、L-Gateをご使用中の団体様が利用可能な無償ツールです。

L-Gateに登録された名簿情報を利用し、文部科学省デジタル教科書統一フォーマットに変換することができます。L-Gateから直接ご利用いただけるツールで、お申し込みは不要です。
変換後の名簿は各プラットフォームへ取り込みすることができ、ユーザー登録や年次更新作業の際にご利用いただけます。
名簿変換ツールのポイント
- みらいスクールプラットフォームを含む、各教科書配信プラットフォームの名簿変換に対応します。
- 自治体や学校独自予算で購入した場合においてもご利用いただけます。
- 本ツールでは、名簿情報はクラウド上にアップロードされず、ご利用中のPC内で処理されます。
ご利用の流れ
名簿変換ツールは、全体管理・学校管理画面からアクセスいただけます。
- 名簿情報をL-Gate全体管理者画面より出力(csvファイル)
- 当変換ツールで文部科学省指定の「デジタル教科書名簿統一フォーマット」に変換
- 各教科書会社のプラットフォームにアップロードし、ライセンスの割り当てを実施
あらかじめ各教科書会社の登録フォーマットを確認し、「教員」と「児童生徒」の名簿を別々のCSVファイルに分けるのか、それとも1つのファイルにまとめるのかご確認ください。変換作業時に指定が必要となる工程がございます。
詳細は管理マニュアルもご参照ください。
🔗 学習者用デジタル教科書配信プラットフォーム用に名簿を変換する | L-Gate
おわりに
本記事では、学習者用デジタル教科書の名簿管理の負荷低減をご支援する2つの方法の特徴や利用方法をご紹介しました。
L-Gateは、便利な機能や連携ツールのご提供を通して、1人1台・1アカウントを使った日々の学びと運用・管理を支援していきます。